院長の想い

   
僕は2012年5月13日、脳出血でいきなり倒れ、開頭手術を受けました。
今の僕をご存知の方は「嘘やん」「冗談やろ」と思うかもしれませんが本当なんです。
医師から術後の説明で「出血量が思っていたより多いため寝たきりになる可能性が極めて高く、良くて車椅子だと思いますので覚悟してください」と説明があったそうです。

実際に、倒れてから左半身は全く動かず寝たきりの状態が続きました。

 そんな状態の中、妻は臨月。妊娠しており、いつ産まれてもおかしくない状況でした。
倒れた翌日、整骨院開院の契約をする日
まさに、崖の上から突き落とされた感覚でした。今覚えば正直何が起きたのかもわかっていなかった。

  僕自身、その頃の記憶はほとんど無く、家族の記したものや話で聞いたことがほとんど。
妻は、”藁にも縋る思い”で病院から帰るとずっと病気について調べていたみたいです。「今より下はないから、死ぬ以外の事はなんでも試そう」と思っていたそうです。家族の生活は激変しました。

実際、自分も脳出血になってみて思ったのですが、【脳】という部分は人生を変化させるほど複雑です。

今も左の感覚はありません。何かに集中しているときなどに左側をポンポンと叩かれても気づくことができません。電車で人の足を踏んでいても気付かないこともあります。ほんとびっくりしますよ。
半年間は著しく回復するが、二年経ったら、殆ど回復しないというのが常識の片麻痺(ドクターにもそれ以後は厳しいよって言われました・・・)
怖いですね、常識とゆう固定観念。
マヒの回復に常識は全く通用しない。僕の体は、ずっと急成長。急回復。皆さん驚かれますが、僕自身が証明してます。いまだにドンドン回復?復活?成長?しています。
   
それは、ただ、"ある一つの事"を守り実行してるだけです。【夢を諦めるという選択をしないこと】それだけです。
そして今このように鍼灸整骨院を開院し、微力ながら施術や治療を行っています。自分の身の回りの事は一人で出来ています。
そして、スポーツトレーナーとしてもメディカルトレーナーとして、グラウンドに立つことができています。
     
残念ながら、一番戻ってきて欲しかった”トップアスリートの能力”は戻っていません。それでも今は、トップアスリートの能力を目指して、毎日走り、泳ぎ、トレーニングし、ズンバなどのダンスまでしています。 何なら、台風の日にサーフィンにも行きますよ。(笑)      

神様は見捨てませんでした。奇跡が起きます。
     
リハビリを必死でやった結果、今までになかった特別な手の感覚。
健常者には身につかないであろう超敏感な特殊なセンサー、電気を感じる手が左手に宿り、僕にしかできない、特殊な治療ができるようになったんです。
 
大病や、大怪我、難病で苦しんでいるみなさん、奇跡は起こすものです!!
待っていたってやって来てはくれません!! 一度、僕に会いに来てください!!

 
もう二度とこのような経験はしたくありません。
でも、この経験があったから、脳疾患患者の僕だからこそ、僕にしか出来ない治療や施術、そして僕にしか理解できない感覚や患者の心や思い、家族の思いがわかるのです。

また、時々妻は僕に言います。「本人は大変やったと思う。今でも大変やと思う。でも周りの家族や人は違う意味でもっともっと大変で辛いんやで。」と...
     
様々なことを含めて、困っている方々のサポートをすることが僕たち『夢道鍼灸整骨院』のお役目だと、存在する価値だと思っております。
”藁にも縋る思い”の【藁】とまではいかないかもしれませんが、少しでもほんの少しでもあなたのお力になれることがあればと思っております。

いつでもお気軽に、ご連絡ください。

夢道鍼灸整骨院
院長 山口 伸矢

夢をあきらめないで下さい!!

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